ロードマップのフォーカスエリア
Appeonはお客様の進化するニーズに応えるため、9~12か月の短いサイクルで製品の新機能をリリースすることを約束します。お客様のニーズは、既存のクライアント/サーバーシステムの長期運用から、クラウドへの迅速な移行にまで及びます。ロードマップの観点では、コア機能の維持、アプリケーションUIのモダナイズ、開発者の生産性向上、クラウドテクノロジー追加という4つのフォーカスエリアに分類します。

バージョン別の優先順位
Appeonは各メジャーバージョンごとに「どこに多くのエンジニアリングリソースを投入するか」、「製品のどの要素に大きな変更を加えるか」という点に対する優先順位をつけます。メジャーバージョンの優先順位は以降のリビジョンにも引き継がれ、製品を形作るベースとなりますが、通常はそれ以外の新機能や機能拡張も追加されます。
PowerBuilder 2022
ランタイムパフォーマンス - 新機能と内部最適化により、すべてのプロジェクトタイプ、32-bitクライアント/サーバー、64-bitクライアント/サーバー、およびPowerServerのランタイムパフォーマンスを向上しています。
開発の生産性 - 64-bitのクライアント/サーバーアプリケーションおよびPowerServerアプリケーションをデバッグできるようになりました。検索機能を向上させ、エディター画面のレイアウトも最適化しています。
互換性 - Windows OS、データベース、Webブラウザー、.NET Frameworkなど最新のサードパーティソフトウェアとの互換性を維持します。
すべての新機能 >次のメジャーバージョン
生産性 - 最新のコード編集エクスペリエンスを提供し、改良されたIDEを使用することでより迅速に開発できます。いくつかの新機能には、コード補完、コード支援、コードナビゲーション、およびコードリファクタリングが含まれます。
互換性 - Windows OS、データベース、Webブラウザー、.NET Frameworkなどの最新のサードパーティソフトウェアとの互換性を維持します。
2022 機能リスト
通常では当社製品のメジャーバージョンに主要な新機能を導入し、次にお客様からのフィードバックに基づいてメジャーバージョンを数回改訂しています。主要機能を強化しながら新しいマイナー機能を導入し、長期サポートバージョンを提供します。
公開される今後の機能については最低限の計画であり、予告なしに変更される場合があります。お客様からのフィードバックが製品の計画に大きな影響を与えるため、特に改訂については完全な機能の一覧や詳細な情報を公開することができません。この情報は、近い将来にどのようなことが可能になるかを知るための参考情報としてご利用ください。また、9~12ヶ月のアジャイルなサイクルで私たちの進捗を確認することができます。
PowerBuilder / PowerServer ロードマップ
• UIテーマ機能の強化
お客様のフィードバックに基づいて、UIテーマ機能をさらに強化します。
• 優先度の高いUI互換性問題の解決
PowerBuilderアプリケーションのUIが技術的な変更による互換性を維持していることを確認します。
• タブ付きドキュメントインターフェイス
タブ付きビューまたはクラシックビューで、MDIシートをレンダリングするための構成可能なオプションを提供します。
• グラフデータウィンドウの強化
高解像度ディスプレイをサポートし、データウィンドウの既存のグラフタイプの新しいモダンな外観をレンダリングします。
• Windows OS/データベースの最新バージョンサポート
Windows OS/データベースの最新バージョンをサポートします。
• .NET 5 または .NET 6 Assemblyの呼び出し
PowerScriptから.NET 5 または .NET 6 Assemblyのネイティブ呼び出しをサポートします。
• 発見されたセキュリティ問題の解決
優先度の高いセキュリティ脆弱性問題が発見された場合に解決します。
• NativePDF印刷の強化
お客様のフィードバックに基づいて、NativePDF印刷機能をさらに強化します。
• 64-bitランタイムの最適化
64-bitアーキテクチャを活用するために、64-bitアプリケーションのパフォーマンスとメモリ処理を強化します。
• ネイティブメールクライアント
メールサービスのメールサーバーへの直接接続を有効にします。
• FTPClientオブジェクト
クライアントからFTP / FTPS / SFTPを介したファイルの直接送受信をサポートします。
• DropDownDataWindow / DropDownListBoxフィルター
フィールドに入力されたテキストにより、DropDownDataWindowアイテムとDropDownListBoxアイテムを自動的にフィルタリングします。
• データウィンドウをExcelとして保存
データウィンドウまたはデータストアをデータウィンドウの既存フォーマットを保持して、Microsoft Excelファイルに変換します。
• QRコードの生成
アプリケーションでネイティブにQRコードを作成するためのQRコード生成ライブラリを組み込みます。
• タブインターフェース
IDEで開いている複数のエディターをMDIではなくタブで表示します。
• 検索機能の強化
IDEでオブジェクトとコードの検索効率をさらに高めます。たとえば、正規表現で検索したり、コード参照にジャンプしたりします。
• 64-bitデバッグ
IDEが64-bitのPowerBuilderランタイムを使えるようして、デバッガーを64-bitのアプリケーションで使用できるようにします。
• インストール可能なクラウドアプリのデバッグ
PowerClient / PowerServerプロジェクトのデバッグをサポートします。
• Git / SVNの強化
バイナリPBLをGit / SVNにアップロードする必要がなくなり、PBLがバージョン管理されている場合に発生する可能性のある不要な競合、分岐または更新のエラーが修正されます。
• IDEコンパイル環境のアップグレード
Visual Studio 2019を使用してIDEをコンパイルし、非互換問題を解決します。
• .NET 6のサポート
.NET 6上でPowerServerの実行をサポートします。
• HTTP/2およびTLS 1.3
最新のHTTPおよびセキュリティプロトコルであるHTTP/2およびTLS 1.3をサポートします。
• REST APIセキュリティの強化
証明書ファイルを使用してRESTful Web APIに接続します。
SnapDevelop ロードマップ
• Kubernetesへのデプロイ
アプリをコンテナ化してKubernetesクラスターにデプロイします。
• Node.jsアプリの開発
JavaScriptでサーバーアプリケーションを構築するために、NodeJSによる開発をサポートします。
• マイクロサービスのサポート
gRPC通信を使用したスケーラブルなマイクロサービスの構築をサポートします。マイクロサービスのデバッグおよびテストをサポートします。
• HTMLアプリの開発
HTML&CSS、JavaScript、TypeScriptなど、さまざまなHTML UIテクノロジーをサポートします。
• 主要なHTML UIフレームワークのサポート
React、Angular、Vueなど、主要なHTML UIフレームワークをサポートします。
• Razor Pagesのサポート
ASP.NET CoreのRazor Pagesによる開発、コンパイル、およびデプロイをサポートします。
• .NET 6のサポート
.NET 6の開発、デバッグ、およびデプロイをサポートします。
• クロスOSデバッグとリモートデバッグ
Windows、Linux、およびMacOSで実行されているアプリのデバッグ、またはDockerコンテナで実行しているアプリをリモートでデバッグします。
• DBサーバーエクスプローラーでMongoDBのサポート
MongoDBでデータを検索または操作するために簡単な方法を提供します。
.NET Datastore ロードマップ
• クラウドリレーショナルデータベースサービス
クラウドリレーショナルデータベースサービスへの直接接続をサポートします。
• データのインポート / エクスポートの強化
インポート / エクスポート関数をリファクタリングし、パフォーマンスを向上させます。
• JSON処理の強化
JSON処理を改善するために、SnapObjectsで直接JSONライブラリを提供します。
• データウィンドウUI属性
データウィンドウUI属性の.NET Datastoreへのエクスポートをサポートします。